2006-01-01から1年間の記事一覧

名機ポリ・シックス

以前、友人がレコード盤で持っていたアルバムをCDに買い換えたら、音が「悪くなった」というようなことを言っていました。普通に考えればアナログ信号がデジタル信号になるのだからノイズなども低減して音は良くなりそうに思うのですが、その友人はしきり…

コードになった祈り 〜 Ⅳm−Ⅰ

コード話しのついでに、僕が最も気に入っているコード進行というか終止形をご紹介。それはとてもシンプルな、「Ⅳm−Ⅰ」という進行。いわゆる「サブドミナントマイナー終止(間違ってませんか?F原教授)」ってやつです。 とりたてて、めずらしくも何ともな…

F原さんの横森良造的名人芸

偉そうなことを8/8の日記で述べてしまいましたが、かくいう僕も、耳の悪さでは、恥ずかしながら人後に落ちません。だからあんな偉そうなことを言えた義理ではないのです。実は僕自身、ずいぶんタブ譜にはお世話になったし、AmでもAm7でもそんなに変わ…

コードを知らないギタリスト

僕が4年の時に入部してきたヘヴィメタ・ギタリスト・O野の「超絶技巧」はすごかった。彼の図体は、「アルプスの少女ハイジ」に出てくる「ヨーゼフ」のように暑苦しかったけど(ごめん)、僕なんぞには一生弾けないような速いパッセージやリフなどを涼しく…

ハイライトはミュージシャンのたばこ

僕の喫煙暦は高校3年のときにはじまるのだけど(ということはもうそろそろ喫煙暦25年、うわっ、やばいかも・・・)、当時吸っていたのはマイルドセブン。ところが、大学に入って、琉大フォークソングクラブ(RFC)に入部してからはハイライトに替えました…

Mr.Oタについて

僕が出会った数々の先輩の中であやしいといえばあまりにあやしかったのがO田さん。長崎出身で年次は僕より1コ上。そのあやしさはほとんど言葉には尽くし難く、強いて述べるなら、ただ「あやしい」としか言いようがないのです(わかりにくくてごめんなさい…

僕の胃袋を支えし店たち

在学中、ずっと寮に住んでいたので、いちばんよくメシを食いにいったのはやはり「北食」。ただし、授業のあるときはどうしてもロケーションの関係で「中央食堂」になるのだけど、ほとんどまじめに授業に行かなかったので印象は薄いです。というより、学部の…

T吉の笑顔

鹿児島出身のT吉は僕と同期の1年生。たしか僕にちょっと遅れてもうひとりの同郷の友人と入部してきたのではなかったかしら。担当はドラム。けっこうきちんと叩けたので、すぐに4年生のMさんがやっているバンドに引っ張られていきました。 このT吉がマク…

いちご白書をもう一度〜一度だけ参加したデモ

たしか'84年頃だったと思うけど、大学が、それまで常時開放していた学校の東西南門を夜間に限り閉鎖するというようなことを言い出したため、学生自治会を中心に「これは学生の自由な活動を妨害するロック・アウトだ」ということで反対運動が展開されたこと…

T軽をネット上で発見

前日の日記(8月1日)でご紹介した悪友T軽をネット上で発見。 いつのまにかたいそう出世されたご様子で、かつてのRFC仲間としてはご同慶の至りというところ。ただ、T軽の場合、こうやってかしこまっていても、どこかふてぶてしさが漂っているんだよな…

 セルティブ・ブルース・バンド

僕が琉大フォークソングクラブ(RFC)に入部してすぐ、同級生のT軽、T城、S間と結成した泡沫バンド。 以前、ここにも書いたとおり、ビートルズを敬愛してやまなかった僕は、将来バンドを結成したら、バンド名は絶対に「ザ・セルティブ(The Seltaeb)…

 Driving in Rain

キリ短バンドの活動期間は当然ながら最長2年。琉大フォーククラブ(RFC)のバンドと比較すれば、それはとても短い活動期間ということになるのだろうけど、僕はこれをまったく「ハンデ」とは考えません。むしろ反対に、その活動期間の短さゆえに、一瞬の…

あのプレハブ棟はどうなったんだろう

’83年〜87年当時の琉球大学フォークソングクラブ(RFC)の部室は、北口からロータリーを東行、時計でいえば「2時」のあたりを左折した駐車場の奥にあるサークル専用プレハブ棟の一角にありました(文章長過ぎ、わかりにくい)。プレハブ棟は全部で3…

 夢の中でスローバラード

メロディ・メーカー、N島K太さんの畢生の大傑作。 “もう何もいらないから 昔の自分にもどりたい・・・” 美しいことばが、美しい旋律と相まった時、メッセージは、言葉本来が持つ語意をはるかに超え、豊かにきき手に届きます。そんな時、僕らは「よくできた曲…

犬を食べられたK花

K花は僕の次に部長を務めた宮古出身のナイス・ガイ。そのK花がコンパの時に次のようなエピソードを語っていたのでご紹介。 彼は小学校時分、家で飼っていた犬をそれはそれは可愛がっていた。ある日、学校から帰ると夕餉の支度を始めた台所からはことのほか…

ギタリスト列伝(1) I村さん

いいギタリストとは? 私見を述べれば、それは「『うたごころ』と『表現力(技術)』を併せ持ったギタリスト」ということになるでしょうか。これは、何もギタリストだけではなく、すべての演奏について評価を行う際の、僕のモノサシです。したがって、僕は、…

おいしいアルバイト

琉大フォークソングクラブ(RFC)のOBであり、「サウンド沖縄」の代表でもあるJ文字さんは、コンサートに必要な機材や運搬用トラックの貸し出しなど、いろんな場面でRFCの活動を支えてくれた僕らの大恩人ともいえる先輩です。 そのJ文字さんが、たま…

F原さんとYちゃん先輩のコミュニケーション

G堅さんの次に部長を務めたF原さんは、学校で哲学を専攻していたこともあって、RFCには珍しい「インテリゲンチャ」であったといえるでしょう。ところがこの哲人F原さんの「理詰め」のアプローチ、男子部員には有用であっても、時にYちゃん先輩にかか…

コンパのおもいで(4) 乾杯の作法

これは、僕ら琉大フォーククラブ(RFC)独自のローカル・ルールなのかもしれませんが、乾杯の時は「必ずグラス(僕らはたいていプラスチックの使い捨てコップだったけれど)の口を先輩より低くすること」という絶対に遵守すべき作法がありました。これを…

コンパのおもいで(3) 「オール!オール!」

いわゆる「一気飲み」を催促、強要、あるいはその完遂を激励するとき、僕らは「オール!オール!」なるかけ声(?)を用いていました。ひとたびこれの連呼が始まったら、もはや逃れることは不可能であり、コップを空にする以外に自らを助ける方法はなかった…

 ラブソング

G堅さん渾身のバラード。「赤いドアの 白い喫茶店 人気(ひとけ)の少ない 奥のソファ・・・」、そんな情景描写からこの曲ははじまります。 あるときG堅さんから「みんなには内緒だけど」てな感じでこの曲の由来をきいたことがありました。それによるとこの曲…

コンパのおもいで(2) メシを食ってから酒を飲む

これは何も僕たち琉大フォーククラブ(RFC)だけに限ったやり方ではなく、広く泡盛文化圏に共通する習慣ではなかったかと思います。だから僕たちは、コンパに先立って必ずホカ弁か何かで腹を満たしてから、それから正式に(?)酒宴を開始していたのです…

琉球大学フォークソングクラブ(RFC)存亡の危機?

といってもサークル名の話し。たしかF原さんが部長の時だったと思うけど、「いまどき『フォークソングクラブ』なんてサークル名はダサいのではないか。もっと時代に合ったサークル名に改称すべきではないか」というような問題提起をしたことがありました。…

Y内、日誌に衝撃告白−「今晩アメリカへ発ちます・・・」

僕らの頃の琉大フォークソングクラブ(RFC)の部室には、「日誌」といって部員が自由に身辺雑記を記す大学ノートがあったのですが、例えばF原さんによる「コード進行理論」というアカデミックな連載があったり、部員の愚痴や心情の吐露があったりと、こ…

LOVE STORY

今日は七夕、そこで今日はそれにちなんで恋の話しをいたしましょうか。 僕が入部する以前から、琉球大学フォークソングクラブとキリ短フォークソングクラブはとても仲がよく、集会やコンサート運営や合宿などほとんどの活動をいっしょに行なっていました。 …

「RFC大辞典」発見!

こんなサイトを発見しました。↓ dfltweb1.onamae.com – このドメインはお名前.comで取得されています。 2005年前後の発行と思われますが、中身はたとえば「キリ短」で辞書を引くとこんな感じです。 (以下引用) [75]・キリ短【きりたん】(地名) キ…

1983年〜87年当時のRFCの年間スケジュール

僕が琉球大学フォーククラブ(RFC)に在籍していた1983年から87年当時の年間スケジュールはだいたいこんな感じだったと記憶しています。・4月・・・学内コンサート(どこかの大教室) ・6月・・・五大学コンサート(那覇市民会館) ・7月・・・ビーチ・パ…

 うつぼ

ベースがT留さん、ドラムがK村さんという、当時の琉大フォークソングクラブ(RFC)が誇る強力なリズム・セクションを擁したバンド。とにかくこの二人はうるさ・・・、いやすごかった。これにH間さんの華麗なギターが絡むのだからたまらない。 楽曲自体は、…

キーボーダー?それともキーボーディスト?

琉大フォークソングクラブ(RFC)では鍵盤楽器の弾き手のことをずっと「キーボーダー」と呼んでいたのだけれど、ある時、ある先輩が「『キーボーダー』って言い方はおかしいだろう。『ピアニスト』って言うくらいだから『キーボーディスト』が正しいだろ…

 ミス・プリント

ポップでどこか懐かしい音楽、叙情と叙景が見事に調和した音楽・・・。僕は、ミス・プリントほどオリジナリティにあふれ、独特の世界を持ったバンド(といっても後述するようにピアノ&ボーカルというシンプルな編成なのだけれど)を他に知りません。「黒のクレ…