ミス・プリント

 ポップでどこか懐かしい音楽、叙情と叙景が見事に調和した音楽・・・。僕は、ミス・プリントほどオリジナリティにあふれ、独特の世界を持ったバンド(といっても後述するようにピアノ&ボーカルというシンプルな編成なのだけれど)を他に知りません。「黒のクレール」といった大貫妙子のコピー曲を演奏してさえ、しっかり「ミス・プリントの音楽」になってしまうのだから不思議です。
 「センスがある」、あるいは「才能がある」という言葉は、ミス・プリントの音楽(作曲・編曲・演奏)を支えていたKちゃん先輩のような人のためにある言葉であろうと思います。僕が1年の時、すでにKちゃん先輩もNちゃん先輩もキリ短の2年生だったので、僕がミス・プリントの音楽を聴くことができたのはわずか1年足らず、僕にはそれがとても残念でした。もっともっとKちゃん先輩の創った曲を、Nちゃん先輩の歌を、ミス・プリントの音楽を聴きたかった・・・。誰か当時の演奏を録音したテープを持っていないかしら?切に希望する次第です。
 メンバーはボーカル・Nちゃん先輩(キリ短)、キーボード・Kちゃん先輩(キリ短)。