2007-01-01から1年間の記事一覧

月賦について

前回、証文なし利息なしという破格の条件でピアノの割賦払いを許してくださった楽器屋さんのお話をさせていただきましたが、それで味を占めたというわけではないけれど、この「月賦払い」というパーソナルファイナンス、その後の人生においても僕が多用する…

部費の「かた」にとられたピアノ

S吉の奏でるピアノに激しく感動した僕が、ピアノを弾けるようになりたい一心で、夜な夜な(昼だったけど)教育学部のピアノ棟に忍び込み、あるいは310に入り浸り、ピアノの練習に励んだというお話しは以前ここに書かせていただきましたが、ピアノの魅力…

 テレフォン

歌本復刻プロジェクトの第4弾は、以前本ブログでご紹介した「ミス・プリント」の「テレフォン」です。 先日S吉が焼いてくれたDVDのおかげで、僕は20有余年ぶりに、この曲に「再会」することができました(‘83年の5大学時のライブ音源)。今きいても…

RFC「一発芸」ランキング

といっても強烈な一発芸の持ち主など、いくら個性派ぞろいのRFCとはいえ、そんなにいるわけないので「ランキング」なんてちょっと大げさでした。今日は一応お2人だけ紹介。 ■おもしろくないで賞(安直なネーミングですいません) これはなんといってもU…

「就活」とMさんとえみぐわ〜先輩

僕が働いている会社でも、つい先日、来春入社予定の新人の採用試験が終了(それにしても最近はますます内定出すタイミングが早いよなあ)。スーツ姿で緊張した面持ちの学生たちの姿を眺めながら、僕も自身の「就活」を思い出さずにはいられませんでした。 僕…

コンパの思い出〜N氏のこと

その部員の名前はN氏(なんか星新一のショートショートの登場人物みたいだな)というに留めたいと思います。なぜならこれから記す内容は彼の名誉を著しく傷つけないとも限らないからです。したがって、僕は以降の記述について先輩とも後輩とも判別がつかな…

1983年の今頃のこと

僕が琉大入学のために宮崎の小林という田舎町から沖縄へ発ったのが‘83年の3月末。夕暮れの那覇空港に到着後、同じ高校から進学した友人たち何人かと西原町までバスで行き、喫茶店で夕食を食べました。焼きそばを注文したところ、メンがうどんみたいに太い…

 夢の中でスローバラード

久しぶりの更新となってしまったけれど、本日も「歌本復刻プロジェクト」の第三弾として、わがRFCが生んだ名曲中の名曲、アラミスの「夢の中でスローバラード」をご紹介させていただきます(アラミスの皆さまには勝手な掲載で申し訳ないのですが・・・)。 …

 MUSIC(コード譜)

S吉がくれた「貴重な土産」の中から、今日はTEKE畢生の大傑作、“MUSIC”のコード譜を掲載させていただきます(見にくいけどごめんなさい)。できればS吉がDVDに焼いてくれた音源そのものを公開したいところだけど、僕の知識不足でそれもかない…

 Rainy Night

今日は日曜日、しかも雨・・・。S吉が焼いてくれたDVDでTEKEの”Rainy Night”をきく・・・。 どうしてだろう。雨の曲は未来よりは過去に向き、喜びよりは憂いに満ちている・・・(by梅津時比古)。たまちゃんのせつないハイトーンとS吉のクリスタ…

たまちゃん、S吉と久々の再会

出張の帰り途、S吉宅に一泊。S吉とたまちゃんにはすっかりお世話になってしまいました。楽しいひとときと貴重なお土産の数々、ほんとありがとね。

花見会場の親父バンド

先日かみさんや娘を連れて花見に行った時のこと。僕はお花見会場の「特設ステージ」で、平均年齢50歳という「親父バンド」が演奏しているところにたまたま遭遇したのでした。そのおじさんたち、「はしだのりひことシューベルツ」の「花嫁(うわあ古い!)」…

 MUSIC

以前、本ブログで述べた「歌本復刻プロジェクト」第一弾は、僕の独断と偏見によりTEKE2の「MUSIC」とさせていただきました。作詞作曲のたまちゃんとS吉には許可をとらずに勝手な掲載となったけれどごめんなさい(いいよね?)。それから謝ってお…

「地の気」と黙想の家

春合宿でお世話になった「黙想の家」は、つくづく「地の気」のいいところでありました。ちなみに「地の気」という知見は僕のオリジナルではなく、僕の愛読している内田樹氏がブログの中で述べていた知見で、たとえば次のような感じをいいます。 (以下内田ブ…

春合宿の「ギター・クリニック」で大コケ

F原さんが部長のときの春合宿から「クリニック」という新企画がスタートしました。これはギターやキーボードなど各パートごとに部内から講師を任命し、合宿期間中、後輩たちの指導にあたるというもので、さすがF原さんともいうべきなかなかの好企画でした…

「フォークダンスクラブ」じゃありませんよ

僕らが在籍していた頃の春合宿では、「黙想の家」の外の広い庭でフォークダンスを踊るという企画がありました。スピーカーを外に出し、みんなで輪になって、手をつないでタラタラタラタン・・・(「オクラホマ・ミキサー」のつもり)。 いちど笑ってしまったの…

セッションバンド(2)春合宿の「班セッション」

先日の日記で、O山が純粋な音楽のうれしみのためでなく、自らの不純な動機のためにセッションを組んだというお話しをさせていただきましたが、それではO山から「おまえそれはないだろう」とアンフェアのそしりを免れそうにありませんので、本日の話題で話…

セッションバンド(1) Tよみちゃんバンド

以前述べたとおり、僕らが在籍していた頃の琉球大学フォークソングクラブ(RFC)では、同一メンバーが複数バンドに所属するいわゆる「かけもち」を禁止していました。ただし、その禁則が及ぶのは「正式バンド」だけで、たとえば部内や春合宿などの時に、…

久しぶりの「チョト イデスカ?」と「ホテル・カリフォルニア」

先日仕事で外出した際、ヘルメット&スーツ姿で自転車を駆る2人組の外人さんがこちらに向かってきたので「うわあ、この人たち相変わらず頑張っているんだなあ」と半ば敬意を込めた眼差しを送っていたところ、すれ違いざまその外人さんとパチっと目が合って…

お弁当屋さんの小さな女の子

コンサート実行にあたって避けられない「周辺業務」のひとつにパンフレットの広告取りという仕事がありました。僕らの頃でたしか一枠5,000円くらい。これを出演バンドにいわばノルマのように割り振っていたと記憶します。 僕はこの「営業」の仕事がどう…

H重尾が送ってくれたDVDに感謝感激そして感涙

先日、H重尾から突然の郵便物が到来したので、中を開けてみると、なんとTEKE2のラストステージとなった「君うた」の模様や「プロモーションビデオ」などが収録されたDVDが同封されているではありませんか。 H重尾が書いてくれたコメントを読むまで…

310の思い出

今日は、僕らRFC部員がさんざんお世話になったサークル棟310についての思い出です。 310については、ほとんど「RFC専用スタジオ」といった感じで、料金無料・機材および冷房完備・電気使い放題・飲食および喫煙可という、今考えればまったく夢の…

 TEKE2

自分が所属したバンドのことを自賛するというのもなんだか腰が引けるのだけど、それでもあえて述べさせていただくなら、TEKE2はほんとうに素晴らしいバンドでした。アレンジやサウンド面においてはS吉がしっかり中核を担ってくれたし、Y田のドラムや…

 アップル・サイダー

僕が入部した頃のRFCにおける「大御所」バンド。 といってもアップル・サイダーの場合は、紅白における北島サブちゃんとか村田英雄みたいな、いわゆる「ご神体的」大御所さではなく、なんていえばいいんだろう、重々しさというよりはその軽やかさに自体に…

RFC歌集復刻プロジェクト再考

RFC歌集のことを考えていたら頭の中がすっかり歌集モードになってしまい、暴走する妄想に歯止めがかからなくなってしまいました。 例えば僕が時々訪問する「ヤマハプレイヤーズ王国」とか「YouTube」などのサイトでは、当然ながらテキストベースで…

「RFC歌集」復刻プロジェクトと「シンクロニシティ」

「シンクロニシティ」という単語をヤフー辞書で調べてみたら「虫の知らせのような意味のある偶然の一致。心理学者ユングが提唱した概念。共時性。同時性。同時発生」ということになっているようですが、僕は昨日まさにこのシンクロニシティを体験することに…

音楽における一期一会

ちょっと前の話になるけれど、S吉が送ってくれた1/7付のコメントには、音楽における「一期一会(と僕が勝手に言ってるだけなんだけど)」ということについて、たいへん重要なことが書かれているような気がします。 ということで、まずはS吉の「蛍列車」…

ネタの宝庫〜部員名簿を作る

僕が3年のとき、キリ短フォークソングクラブと合同の「部員名簿」を作成したことがありました。自画像から始まって、趣味や尊敬する人、好きなミュージシャン、好きな言葉、感動した本などを記入してもらったのだけど、とにかくこの名簿、「ネタの宝庫」で…

バンドの「かけもち」を禁ず

RFCには「会則」とか「規約」といった明文化されたルールはなかったけれど(たぶん)、僕ら部員の間には「複数バンドのかけもちを禁ず」という掟に近い不文律がありました。 この点、RFCと交流のあった沖国や沖大はけっこう寛容で、かけもちをやってる…

RFCにおける3大アレンジャー

「曲づくり」というと作詞・作曲を担うソングライターだけが脚光を浴びがちだけど、もう一人「アレンジャー」という重要な存在を忘れてもらっては困ります。もちろん、いい曲は音楽そのものに力があるから、たとえギター一本で奏でられただけでもそれなりに…