アップル・サイダー

 僕が入部した頃のRFCにおける「大御所」バンド。
 といってもアップル・サイダーの場合は、紅白における北島サブちゃんとか村田英雄みたいな、いわゆる「ご神体的」大御所さではなく、なんていえばいいんだろう、重々しさというよりはその軽やかさに自体に存在感があったとでもいえばいいでしょうか(ああわけわかんねえ)。
 その独特の味わいは、アップル・サイダーの楽曲を主に手掛けていたM竹さん(ボーカル&ピアノ)の力量に負うところが大きかったのではないかと思います。M竹さんは、風体こそ演歌歌手の岡千秋(えっ知らない?)そっくりだったけれど、M竹さんが多用していたちょっとブルージーというかジャジーなコードの響きが僕にはとても印象的でした。
 脇を固めるメンバーもまた素晴らしく、セカンドボーカルを担っていたN田さんにもたいへんに「華」があったし、ベースのぺスさんやギターのTかささんも玄人好みの実力派プレイヤーでありました。
 メンバーを再掲すると、ボーカル&ピアノがM竹さん、ボーカル&キーボードがN田さん、ギターがTかささん、ベースがぺスさん。ドラムなし(たぶん)。
 それにしても、「アップル・サイダー」って実在する飲み物なのかなあ?僕は見たことも飲んだこともないので気になります。ひょっとしてM竹さんか誰かの造語なのかもしれないなあ?