H重尾が送ってくれたDVDに感謝感激そして感涙

 先日、H重尾から突然の郵便物が到来したので、中を開けてみると、なんとTEKE2のラストステージとなった「君うた」の模様や「プロモーションビデオ」などが収録されたDVDが同封されているではありませんか。
 H重尾が書いてくれたコメントを読むまでは、このような超貴重な映像がまさか今も残っているなんて考えもしなかっただけにまさに感無量・・・。思いもかけない贈りものに、僕は文字どおり「躍り上がって」よろこんだのでした。H重尾、おまえはほんとうにいいやつだなあ(よしよし)。最高のプレゼントだったです。H重尾、ほんとにありがとね。
 さて、本DVDに収録されているコンテンツは、


①TEKE2が‘87年1月に行った「君のうたがきこえる」コンサート(たしか労働福祉会館)の模様(でも“ミュージック”の途中で映像がブチっと切れてるのが残念)
②TEKE2が‘86年11月頃に制作した琉大祭用「プロモーションビデオ」
③Uが‘85年11月頃に制作した琉大祭用「プロモーションビデオ」


 さっそく開封し、8歳と5歳の娘二人とともに鑑賞。お父さんが感激に涙している横で、娘二人はまさに興味津々、若かりしお父さんの姿を驚きの眼差しをもって見つめていたのでした。連中いわく、
●うわあ、おとうさん細〜い!
●うわあ、おとうさん髪の毛いっぱいある〜!
●おとうさんのギターといっしょだ!
●おとうさん、むかしはギター上手だったんだね!
●おきゃくさんが拍手してる。すご〜い
 などなど感想たるやこの程度。まあ、まだまだ年端の往かない君らには、過ぎ去った日々へのいとおしさだとか青春の輝きだとか痛みだとか、そんな微妙な機微はまだまだわからないやあね・・・。だけどお父さんだけは、この色あせた映像の向こう側に、ノイズだらけの音楽の向こう側に、今ではすっかり遠くなってしまったあの頃の日々を鮮やかによみがえらせていたんだよ・・・。
 ともかくこのDVDのおかげで、去年の12月12日に書きこんだ記事(「プロモーションビデオをつくる」)について、僕の勘違い部分および忘却部分がはっきりしましたので、改めて以下に内容をご紹介させていただきます。


【TEKE2】
「今から」10年後の1996年のある日・・・
①どこかの学校。授業をするS吉
②おしゃべりに興じるセーラー服姿のダブルM田、たばこを吸う某(誰だ?)、居眠りをするA部(たぶん)。学級崩壊。ため息をつくS吉。
③肩を落として廊下を歩くS吉。ふと「音楽練習室」の文字、目に入る。
④音楽練習室に入ったS吉、ピアノに手をのばす。“MUSIC”のさわりを奏でる。ぽろん。
⑤見上げるS吉。画面は空想の中で広がる青空へ。青空からパーンダウン。青空の下、TEKEのメンバーが演奏。メンバーひとりひとりをスローモーションで回想。
⑥再び画面は音楽練習室へ。S吉、意を決したように「そうだ!」。公衆電話へ(BGMの“MUSIC”もテンポアップ)。
⑦ということでどっかの病院ですっかり偉くなったY田に電話(M井取り継ぎ)
⑧ということでどっかの山で林業に従事するH重尾にカブに乗ったA部が伝令
⑨ということで相変わらず学校を卒業できていない僕に手紙
⑩最後に、税理士事務所で働くたまちゃんをS吉待ち伏せ。突然の再会に驚くたまちゃん。
⑪青空をバックにスティックを持ったY田の両手のアップ
⑫Y田の手によるカウント、ワン・ツー・スリー・フォーッ・・・
⑬ステージ上の僕らがカウントに合わせて演奏開始


【U】
①カーステレオのアップ。カセットテープがセットされる。チャゲ飛鳥のBGMスタート。
②愛車を駆るC念。ごきげん。
③C念の車が楽器を抱えたK花と僕を拾う。
④続けてスティックを持ったY嶺を拾う。
⑤Y蔵は頭にハイビスカスを咲かせ、はんてんを着、オルガンを背負い、本を読みながら歩いている(Y蔵おもしろすぎ)
⑥みんなでオルガンをC念の車に運び入れようとしていると・・・。
⑦C念が湖のほとりにたたずむ美女(キリ短のおじも)を発見。
⑧あわてて車に飛び乗り走り去るC念。美女を車へ誘い入れ、再び発進(このあたりの一連のC念の動きはほんとうに軽快だよなあ。この軽薄さ、やはり「地」なのか?)。
⑨置き去りにされたK花とY嶺と僕。そして僕らの足元でオルガンの下敷きになるY蔵。
⑩C念以外のメンバーで練習していると、とぼとぼと歩いてくるC念を発見。頬には鮮やかな真っ赤な平手打ちの後。
⑪みんなで協議の結果、C念を招き入れる。おいでおいで。
⑫うひょひょ〜っ、という動きでC念が合流(この動きもコミカルでいい味出してます)。
⑬無事に元の鞘に納まり全員で演奏。