ギターコードの組み合わせはいったい何通りあるのか?

 先日、ギターコードについての”ウロコ体験”を書き綴りながら、ふと、ある疑問がむくむくと湧き上がり、なんとも片付かない気持ちになってしまいました。
 その疑問とは、
「ギターコードの押さえ方って、いったい何通りあるんだろう?」
という疑問です(「お前はアホか」という痛いツッコミは入れないように)。
 

 ひとたびこの手の疑問が心に生じるや、仕事も手につかず、食事も喉を通らなくなるというのが僕の悪い癖・・・。
 そこで僕の職場(経理部です)を見回せば、幸いにもバリバリの理系の後輩が2名もいらっしゃるではありませんか(僕の勤務先はほとんどが文系なので理系は希少種族です)。
 出身は、ひとりが早稲田大学理工学部の応用物理学科、もうひとりが名古屋大学理学部の数学科。
 おおっ!、この人たちの手にかかれば、先の疑問など赤子の手をひねるも同然。
 ということで、さっそく二人にこの問題を考えさせてみたのでした。


 まず応用物理学科出身の後輩、
「仕事中に何を言いだすんですか。僕は忙しいんです。さようなら」
 言い訳するなんてみっともない。使えない後輩はこれだから困ります。


 次に数学科出身の後輩、
「ああ、これはですね(とさらさら紙にワケのわからない記号や数式を書きながら)、任意の4フレット、指4本に限れば3840通りですね」
との由。さすが使える後輩は違います。


 さらにその後輩、
「簡単に説明するとですね。これは6C2×4の4乗で計算できるんすよ。Cってのは”コンビネーションて意味なんすけど、式の第1項は6!÷2!だから(6×5)÷(2×1)になるんすよ。これを解けばほら、3840通りになるっしょ」。


 う〜ん・・・・・・、今回ばかりは、ついぞ僕の目からウロコが落ちることはなかったのでありました。