タイガーマスクのおもいで
最近、あちこちに出没しては善行を施す「伊達直人現象」が話題ですが、かくいう僕も、子供の頃「タイガーマスク」にはそれはそれは熱中したものでした。
「虎だ、虎だ、おまえは虎になるのだ・・・」。
強さとやさしさ、孤独とかなしみ・・・、まさにタイガーマスク=伊達直人は、月下の断崖に屹立し、月に吼える「孤高の虎」のイメージそのものでありました。
そんな僕が、たしか保育園の年長くらいの時だったでしょうか。ある日、信じられないプレゼントが届いたのでした。
そのプレゼントとは・・・、なんとタイガーマスクの「マント」。タイガーの背中でひらめいていた虎模様のあれですよ。あれ。
きけば、僕が日ごろから愛好していた「タイガーマスク・フーセンガム」の抽選に母が応募し、それが見事当選したとのこと。
いやあ、あの時のうれしかったことうれしかったこと。僕はその箱を抱えて家中を飛び回り、包み紙をぐしゃぐしゃと破き、ついにタイガーマントと対面したのでした。
ジャ〜〜ン!!
出てきたタイガーマントは、テレビで観るタイガーのマントにはほど遠いものでした。マントの長さというかサイズが僕の背中の半分くらいだし(6歳くらいの僕の背中の!)、素材も固めのビニールなものだからテレビで観るタイガーマントのようなひらひら感、ぱたぱた感はまったくありません。
それでもやっぱりうれしかったなあ・・・。
遠い日の懐かしいおもいでです。
※「タイガーマスクの主題歌」。感涙です。感謝です。
https://www.youtube.com/watch?v=OdJVSFh6008