よっちゃんてギター上手だったんですね

 先月からNHKの教育テレビで放送が始まった「ロックギター入門」の講師を、元たのきんトリオのよっちゃんこと野村義男氏が務めています。
 へええ〜!! よっちゃんてギター上手だったんですね。
 失礼を承知で申し上げれば、今まで僕が抱いていたよっちゃんのイメージは以下の3点に尽きていたといってもいいでしょう。


(1)「たのきんトリオ」のメンバーについて、学校の女子がトシちゃん派、マッチ派に二分される中、「私よっちゃん派」という女子に一人も出会うことがなかったというくらい不人気だったよっちゃん・・・。


(2)「3年B組金八先生」のとある回で、よっちゃんわざわざ金八先生に電話して「先生、先生、俺ツェッペリンの”天国への階段”マスターしたんだぜ」とかなんとか言いながら、電話口で「天国への〜」のイントロを弾いてきかせるものの、それが全然下手くそだったのみならず、このシーンがドラマの展開とどんな関係があるのかと疑念を抱かせたよっちゃん・・・。


(3)「グッドバイ」というギターバンドを結成し、念願の歌手デビューを果たしたものの、そのままほんとにグッドバイしてしまったよっちゃん・・・。


 ところが、「たのきんトリオ」のデビューから30年・・・。あれだけ絶大な人気を誇ったトシちゃんやマッチがなんとなくフェードアウトしていく中、よっちゃんこと野村氏は、ギタリストという立ち位置をしっかり確立しているではありませんか。
 「好きこそものの上手なれ」とはいうものの、あの「天国への階段」のつたないプレイから、これほどの腕前になるためには、相当な練習を積み重ねなければならなかったでしょう。まさに「芸は身を助ける」、「努力に勝る天才なし」ですね。
 そんな野村氏への敬意も含め、僕は野村氏のギター講座を毎週欠かさず見ています。すごく勉強になりますよ。