44歳

 身辺雑記になりますが、先月26日で44歳になりました。
 プロフィール欄の書きかえをしていなかったので、ここ20日間ばかし「年齢詐称」状態でしたがさっき書き換えました(その点mixiは年齢データが自動で更新されるから楽といえば楽だし気持ち悪いといえば気持ち悪いです)。
 さて、誕生日といえば「祝ってもらう日」というのがほとんどの人が抱くであろう自然な感覚であろうと思います。ところがある人によると、誕生日というのはむしろ「産んでくれた母親や自分を支えている家族や友人に感謝する日」であるとのこと。
 いやあ、ほんとにそうですね。物事って考え方次第で解釈が180度変わるものです。
 突然ですが、以下に一編の詩をご紹介させていただきます。この詩もものの考え方を一変させてくれる力を持っています。


「夢のような毎日」
 みんなと一緒に学校に行きたいなー
 お父さんとお母さんとおいしいラーメンを食べたいなー
 お寿司が食べたいなー
 自分の家でゆっくりしたいなー
 外で遊びたいなー
 大人になりたいなー
 普通の生活がしたいなー
 元気になりたいなー
 まだ死にたくないなー
 早くおかあさん、おとうさんを安心させたいなー


 これは、限られた命の時間を生きている小児ガンの子供たちのしたいこと、いつかかなえたいと思っている夢を綴った詩だそうです。
 ひるがえって、僕たちの毎日は夢のように恵まれているといえばいえるのに、そのことに無自覚といえばあまりに無自覚です(でもそれが幸福っていうことですよね)。
 今月初め、義理の弟が緩和病棟に転院しました。平均在院日数40日あまり・・・。もしかしたら、義弟にはもう、美味しいものを食べたり、ばりばりと仕事をしたり、酒飲んで騒いだり、外で思い切り子供たちと遊んだり、家でのんびりすごしたり・・・、そんなあたりまえのことさえ叶わないかもしれません。
 

 夢のような毎日に、支えてくれる友人や家族に、ただただ感謝です。