本年もよろしくお願いいたします

 本年、昭和91年が皆さまにとりまして、健康で幸多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
 本ブログの更新も、およそ一年ぶりということで、今や「日記」というより「年記」とでもいうべき頻度となってしまいましたが、本年こそはいろいろあれこれ書き綴っていきたいと思っているところです。


 さて皆さま、年末の紅白はご覧になられましたでしょうか?
 最近はとみに知らない歌手、知らない曲ばかりの紅白歌合戦ですが、唯一、再結成したレベッカの「フレンズ」には、胸がじ〜んとさせられました。
 「フレンズ」は、RFC時代、I田さん、K花、C念、Y蔵と組んだバンド”U”でコピーし、「琉大祭」や「君コン」で演奏した思い出の楽曲です。
 間奏のいかしたギターソロのコピーに悪戦苦闘したり(結局ちゃんと弾けたためしがないけど)、C念から「ノリノリの曲なんだからY口さんもっと動いて!」などと無体な要求をされて途方に暮れたり、K花が当時一世を風びしたヘッドレスのベースで8分を刻んだり、Y蔵が首をかっくんかっくんさせながら鍵盤を押さえたり、上背のあるI田さんのドラミングがカッコ良かったり……、と、この曲を聴くと、あの頃のそんなこんなの情景が、ありありと目に浮かんできます。
 

 そういえば、年末、NHKで放映された「SONGS」でもレベッカを特集していました。
 メンバーの中でただ一人、音楽業界を離れて普通のサラリーマンに転身されたのがベースの方で、再結成コンサートに向け、仕事が終わった後、ひとり職場に残ってベースを練習されている姿が印象的でした。
 「もう何年もベース弾いてないんですよ」と言いながら、自分が弾いたベースをセルフコピーするその表情は幸せそうでもあり、少しさびしそうでもありました。
 そして迎えた紅白の本番、あれだけの大舞台で、しっかりとベースを弾ききったその姿に、僕は心の中で拍手喝采を送ったのでした。
 と同時に、どういうわけだか、「テレフォン(byミスプリント)」の「輝きと痛みの日々があざやかによみがえる…」というひと節がふと頭に浮かんでき、どういうわけだか切なくなってしまったのでした。
 音楽ってほんとにいいですね。


 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます