必読!宮武さんが新著を発刊

日経ビジネスオンラインから毎日送られてくる記事案内のメールをつらつら眺めていたら……、な、な、な、なんと、我らが宮竹先輩のお名前が付された記事の案内が目に飛び込んでき、僕は朝からびっくり仰天したのでした。宮竹さん、このたび新しいご著書を発刊されたとのことで、後輩としてはこれほど誇らしく、うれしいことはありません。
 宮竹さん、おめでとうございます。


(以下、日経ビジネスオンラインからのメールから転載)


■「死んだふりは有効な生存戦略だった」
〜「今は決めない」「一番手にならない」…進化生物学が解明する生きる知恵〜
 昆虫から哺乳類まで数多くの生物が行う「死んだふり」は生存のための有効な戦略だった。他者を利用して生き延びる、動かずに決断を先送りする…進化生物学が解き明かす様々な生存戦略を、岡山大学大学院の宮竹貴久教授に聞いた。
 → http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_215053_274021_11


(転載終わり)



 さっそく読ませていただきました。いやあ、生物のふるまいってほんとに示唆的ですね。記事の中で宮竹さんがおっしゃっている


 「人間社会の場合、何か組織は変わっていかなきゃいけないんだというところから始まることが多いですよね」。


 「後になってみたら何も変わっていないとか、逆に変える必要はなかったとか。もちろん、変えなきゃ生き残れないという局面はありますが、それより変わることが最初にありきというケースがよくあります」。


 「ちなみにevolutionは「進化」と訳されますけど、もともとは「変化」という意味しかなかったんです。でもそこについ人間の価値観が入ってしまうので、「良い方に変わる=進化」ととらえがちなのです」。


などの部分は、日ごろから「改革圧」に息苦しさを感じている僕の胸に響かずにはいられませんでした。
 グローバリゼーションだのIT化だの雇用の流動化だの世界のフラット化だの、果てはK法改正だのなんやらかんやらで、すっかり世の中が様変わりしてしまった観があるけれど、僕にはなんだか人々が幸せになっているような気が全然しない、どころかますます不安や不幸や閉塞感が大きくなっているような気がしてなりません。
 宮竹さんがおっしゃっているとおり、何でもかんでも変えりゃいいってもんじゃないですよね、と僕は激しく同意したのでした。
 記事は日経オンラインに無料登録すれば無料で読めます(僕も無料会員です)。
 皆さまどうぞご一読くださいませ。


※肝心なことを書き忘れていました。宮竹さんの新著は
「先送りは」は生物学的に正しい 究極の生き残る技術(講談社+α新書)
です。皆さま、さあ書店へレッツ・ゴー!