父の日とF原さんの禁煙

 父の日に下の娘(7歳)が手紙をくれました。
 拙い僕の似顔絵とともに「たばこやめなさい」のコメントが添えられた手紙でした。
 そこで僕は娘に「どうしてたばこやめなきゃならないんだ?」とあえてその理由を質したところ、「だっておとうさんがガンになるといやだもん」との由。くうう・・・(感涙)、これでたばこを止めない親父がいたら、天から怒りの鉄槌が下ること間違いないでありましょう。
 ということで、僕は一発奮起して、昨日から禁煙にチャレンジ。ところが高校3年生からほぼ25年間、どっぷりとニコチンに浸り続けた身体はたちまち重度の禁断症状を起こし、早くも昨日の夜のうちにあえなく断念となったのでした。
 娘よ。どうか不甲斐ないお父さんを許しておくれ。


 その点、F原さんが部長を努めた84年の琉大祭を僕は思い出さずにはいられません。F原さんは琉大祭の成功を祈願して、なんと準備段階から本番までのほぼ1週間、「たばこ断ち」を完遂したのでした。あれだけスパスパ吸っていた大好きなたばこを、あれだけストレスフルな期間中、ただの一本も吸おうとしなかったF原さんはほんとうに立派でありました。まさに部長の鏡といっても過言ではないでしょう。そんなF原さんに比べて、簡単にたばこをあきらめようとしない僕の意志の「強さ」といったら・・・、まったく自分でも驚くばかりです。
 ということで前言撤回。
 娘よ。どうかお父さんのように意志の強い人間になっておくれ。