「RFC大辞典」から「し行」

 本日も「RFC大辞典」から「し行」です。
 

 「自治会」についての記述に「一方では反戦、基地撤廃のために運動を繰り広げている。何年いるのか分からない人がいたり、怪しい所もあるが、悪い人たちではない」とあります。ほんとうにそのとおりで、僕の記憶の中の自治会の人たちもみんなひたむきで、まっすぐな正義感を持つ人ばかりだったような気がします。
 ところが、齢も不惑を過ぎ、人生の甘酸をそれなりに経験した立場からあえていわせてもらえば、そのような「クリアカットでまっすぐな正義さ」には警鐘を打ち鳴らさないではいられないのであります。
 たとえば天下国家を憂うにしても、自分もしっかりとその国家なり経済システムの中に組み込まれ、それなりにいろんなベネフィットを享受しているのに、あたかも自分はその対岸に立っているかのごとく、まっすぐな正義感で悪者を断罪するという愉悦に浸ってはいないでしょうか。そのような従犯感覚のなさというところにもっと自覚的であるべきだと思うのです。自分は100%被害者で、悪いのは全部あいつらのせいだというような言い方には慎重であるべきだろうと思うのです。要するに、自分たちも今の状況の「片棒」とまではいかなくとも、その何十万分の一棒、何百万分の一棒くらいはかついでいるのだから、批判ばかりしてないでやるっきゃないっしょ!という人間をひとりでも増やすことがたいせつだと思うのです(自戒も含めて。僕も30歳過ぎまで労働組合運動をずいぶん熱心にやりました)。


 それから「J文字さん」ていうスピーカー、僕の頃はなかったなあ。というよりそのスピーカー自体が存在していたことは間違いないのだろうけど、こういう呼び方はされていなかったなあ。21世紀の後輩たちにも語り継がれるJ文字さんの偉大さを改めて感じさせる記述です。


 さらに「深夜練習」。今では9時で終わりとのこと。ずいぶん早いなあ・・・。本文にもあるけれど、たしかにドラムに毛布はかぶせていたけど、平気で朝までドンチャカ練習してました。あんなに幸福な時代はもう二度と戻ってこないのかもしれませんね(でも経験上、練習は時間を区切ってやった方が絶対いいです)。


 ということで、かなり長い前フリになりましたが、以下引用です。


(以下引用)


「し」1
[128]・自己紹介【じこ-しょうかい】(儀式) サークルに初めて来た新入部員がやらなければならない通過儀礼。この際、上年次が何人か生贄に捧げられるのだが、周りに何か面白い事を言わねばならない空気になり、本気でネタを考えなければならない。

[129]・自治会【じち-かい】(団体) サークルのため、学校のためがんばっている人たちの事。一方では反戦、基地撤廃のために運動を繰り広げている。何年いるのか分からない人がいたり、怪しい所もあるが、悪い人たちではない。

[130]・実家生【じっか-せい】(肩書き) 沖縄出身のRFC部員の総称。北は石川市、南は糸満市からわざわざ通ってくる者もいる。すぐに帰る事ができないため、2時間おきに練習が入ったりすると、人によってはとりあえず酒を飲むしかない、、、などという思考に至るようだ。

[131]・自動車部【じどうしゃ-ぶ】(部活) RFCに存在する部活のひとつ。スポーツカーをこよなく愛し、よく走りに行く。これとは関係ないが、OBS野氏が酒に酔ってOBM城氏と北食前で攻めていた所、運転を誤って車がひっくり返ってしまう大惨事に。S野氏は「モリユキさん(M城氏の事)をのせて事故ってしまった〜!」と号泣していたが、当のM城氏は「コーヒーがこぼれてしまったじゃないか〜。」とひょうひょうとしていた。

[132]・芝の上【しばの-うえ】(イベント) キリ短の中庭、通称芝の上でやる宣伝ライブ。琉大より女の子がたくさん見てくれるので、特に出演者は小ぎれいな格好をしなければ恥ずかしい。

[133]・島ぞうり【しま-ぞうり】(履物) ビーチサンダルのこと。RFC男子は年中島ぞうりの者が多いため、貧乏くさい、こ汚いなどのイメージがまとわりつくが、決してそんなことはない。心の中は赤ん坊のおしりくらい無垢である。・・・嘘である。

[134]・下ネタ【しも-ねた】(セクハラ) 下品なネタ、卑猥なネタなど。一般的に嫌われる傾向があるが、まだまだ男性諸君を中心に人気は根強い。 代表語:漫湖公園

[135]・下バンド【しも-ばんど】(バンド) RFC内で活躍する変態バンドの総称。「穴将軍」「パイパニック」「スマッピュ」「恩納村第二中学校」「A'z」などが挙げられる。OB赤井氏に至っては、ステージで股間からモクモクとスモークを出しながら目潰しで照らすなどの凝った演出も見られた。ちなみにこの演出は「股間から後光」と呼ばれている。


「し」2
[136]・写真【しゃしん】(物) 部内などのイベントを収めておく。もちろん4年次が1年次だった時の写真も残っており、その変貌っぷりをまざまざと見る事ができる。2004年からカメラがデジカメにパワーアップし、CDRでの配布も開始した。授業にはついてゆけないが、時代の波にはしっかりついてゆくのがRFCである。

[137]・ジャズ【じゃず】(ジャンル) RFCの一部で愛されるジャンル。バンドSwinging Loversを筆頭に、最近勢力を盛り上げつつある。

[138]・集会【しゅうかい】(イベント) 毎週月・木に行われ、サークルの今後のイベント、方針を話し合う。もっぱら、その後みんなでごはんを食べに行くために来てる人もいる。

[139]・集会記録【しゅうかい-きろく】(物) 集会での出来事を記し、あとで見るためのノート。見ている人がいるかどうかは疑問に残るが、意外に担当の副部長のオチャメな落書きが見れる事も。

[140]・週間少年ジャンプ【しゅうかんしょうねん-じゃんぷ】(雑誌) 言わずと知れた少年誌。RFCはジャンプっ子が多い。かなりコアな所まで知っている者もいる。単行本で読んでるG屋泰斗氏の前で今週号の話題をするとリアルに怒る。

[141]・J文字さん【じゅうもんじ-さん】(音響機材) 主にキーボードモニターに使用される縦長なスピーカー。その昔、十文字さんというひとが置いてからそう呼ばれるらしい。OBT中達訓氏が大幅に改修したもの今年再び死亡。死んだり生き返ったり忙しいスピーカーである。

[142]・照明【しょうめい】(スタッフ) RFC内に6つあるスタッフのひとつ。主にライブ中の電源確保や、照明機材の設営、管理を行う。なぜかマイペースな人間がよく集まる。照明に入ることで、一癖も二癖もある人間が成長する。 同義語:LT、ライティング

[143]・除籍【じょせき】(状態) 年間取得単位数が足りずに、学校を追い出されること。復学か退学かの選択肢が与えられる。学校という足枷から開放されたかのような錯覚に陥りがちになるかもしれないが、所詮まやかしである。


「し」3
[144]・地雷【じらい】(トラップ) 飲み会などで、言ってはいけないことなどを言ってしまう事。そしてそれに気付かない者は地雷原を笑顔でハイキングするような現象に陥りやすい。 類義語:空気

[145]・知らん知らん!【しらん-しらん!】(語録) D口昌央氏が自分が不利になると、いつもこう言ってとぼける。オッサン臭く言うのがポイントである。

[146]・シールド巻き【しーるどーまき】(技) シールド等のケーブル類を美しく巻く技。絡まらない上に、かさばらない。ギタリスト、ベーシストはRFCに入部すると、まずこれを教えられる。暗に、「長いものには巻かれろ」という世渡りの仕方を教える事で、立派に社会に適応できる人材を育成しようとは、一言も思っていない。

[147]・自練【じ-れん】(教習所) 自動車運転免許教習所の略。略になってないが、沖縄ではこう呼ぶのがポピュラー。RFC部員が免許を取るときは大概宜野湾自練と普天間自練に通う。規定乗車回数オーバーで追加金額が何万円規模になった者など、数々の伝説が残っている。

[148]・新歓オリエンテーション【しんかん-おりえんてーしょん】(イベント) 春の新入部員歓迎活動の総称。数箇所での宣伝ライブ、ポスター貼り、ビラ撒きなど。かわいい女の子にしかビラを配らないふとどきな(正直な)サークル員もいる。

[149]・新歓部内【しんかん-ぶない】(イベント) 新入生初お披露目の部内ライブ。途中で止まったって愛嬌である。

[150]・進行【しんこう】(スタッフ) RFC内に6つあるスタッフのひとつ。主にプログラムの編成や、カンペによる残り時間の表示をする。何故か毒を持つ者が集まりやすい。また、進行に入る利点は、立派な下ネタ人間が完成する事である。 同義語:TK、タイムキーパー

[151]・進行プラン【しんこう-ぷらん】(紙) 進行が部内などでエントリーしたバンドに配る登録用紙、主にメンバーの参加可能時間や、演奏曲数を記入する。これを書かないと出してもらえない。他にもセッテイングプランやPAプランがある。

[152]・シンバル【しんばる】(楽器) ドラムに構成される打楽器の一種。RFC内ではかなり頻繁に割れる。そしてその度にドラム隊長から笑顔が消える。 類義語:ハイハット、クラッシュ、など。

[153]・深夜練習【しんや-れんしゅう】(練習) 夜10時すぎから裏でやる練習のこと。春合宿が近くなると朝まで入ってたり、バイト明けに集まることも多かった。今は苦情により9時までに。世知辛い世の中である。昔がアウトロー過ぎた説も・・・